《エフゲニー・オネーギン》オネーギン役で出演する予定になっておりましたディミトリ・ホヴォロストフスキーが、健康上の理由で降板することとなりました。ホヴォロストフスキーは2015年に脳腫瘍の診断を受け治療を行ってきましたが、その病気の影響で平衡感覚に支障が生じ、当面の間、オペラの舞台に立つことが困難となりました。(下記にご本人からのメッセージがございます。)
ペーター・マッテイ (C) Håkan Flank |
【ホヴォロストフスキー氏からのメッセージ】
すべての友人たち、ファンの皆様、同僚たちへ:
しばらくの間、オペラの舞台から離れなければならないことになり、大変残念な気持ちでいっぱいです。
病気の影響で平衡感覚に支障を感じており、オペラの舞台で演じることが極めて困難な状態となっています。
コンサートやリサイタル、レコーディングの活動は続けていく予定です。歌うことは私の生き甲斐であり、これからも、世界中の人々に喜びを届けていきたいと思っています。
私のオペラ人生のなかで今回一息つき、仕事と仕事の間にもう少し休みを取りながら、自分自身の健康や治療に専念する時間を持ちたいと思っています。
皆様の愛情、温かいメッセージ、励ましの言葉に心から感謝いたします。皆様の支えは、私にとってかけがえのない宝ものです。
愛をこめて
ディミトリ・ホヴォロストフスキー