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2017年5月13日土曜日

ネトレプコ&マッテイで贈る、ロシア・オペラ最高人気の悲恋物語:《エフゲニー・オネーギン》みどころ

石戸谷結子(音楽評論家)


「ああ、幸せはすぐそばにあったのに・・」と、第3幕でタチヤーナとオネーギンは過ぎ去った苦い青春に想いを馳せる。すれ違ってしまった二人の愛。田舎地主の娘で内気な文学少女だったタチヤーナは、ある日都会的でニヒルな若者、オネーギンに一目惚れする。出逢ったその夜、タチヤーナは熱に浮かされたように、情熱的な恋文を書き、オネーギンに届ける。しかし、現れた彼が発した言葉は「情熱を抑える術を学びなさい」という冷たいものだった。年月が経ち、二人はサンクトペテルブルグの華やかな夜会で再会する。その時オネーギンが見たのは、人妻となり社交界の華と讃えられる洗練されたタチヤーナだった。後悔したオネーギンは、彼女に熱烈な恋文を送り、駆け落ちを迫る。第3幕の幕切れ、オネーギンへの想いを捨てきれないタチヤーナだが、断腸の思いである決断を下す。

2017年5月12日金曜日

《エフゲニー・オネーギン》上映時間確定のご案内

5月20日(土)より公開のチャイコフスキー《エフゲニー・オネーギン》の上映時間が約3時間41分(休憩2回)に確定いたしました。

詳しいタイムスケジュールはこちらです↓

チャイコフスキー《エフゲニー・オネーギン》視聴

第9作 チャイコフスキー《エフゲニー・オネーギン》             ※4/14更新
  
上映期間:2017年5月20日(土)~5月26日(金)
指揮:ロビン・ティチアーティ 演出:デボラ・ワーナー
出演:アンナ・ネトレプコ(タチヤーナ)、ペーター・マッテイ(オネーギン)、アレクセイ・ドルゴフ(レンスキー)、エレーナ・マクシモワ(オリガ)、ステファン・コツァン(グレーミン)
MET上演日 2017年4月22日 上映時間:3時間41分(休憩2回)

第1幕 <手紙の場> アンナ・ネトレプコ 


第2幕 アレクセイ・ドルゴフ 

2016年12月1日木曜日

《エフゲニー・オネーギン》キャスト変更のお知らせ

《エフゲニー・オネーギン》オネーギン役で出演する予定になっておりましたディミトリ・ホヴォロストフスキーが、健康上の理由で降板することとなりました。ホヴォロストフスキーは2015年に脳腫瘍の診断を受け治療を行ってきましたが、その病気の影響で平衡感覚に支障が生じ、当面の間、オペラの舞台に立つことが困難となりました。(下記にご本人からのメッセージがございます。)

ディミトリ・ホヴォロストフスキーの降板に伴い、ペーター・マッテイがオネーギン役の代役を務めます。ご了承ください。

ペーター・マッテイ
(C) Håkan Flank
ペーター・マッテイ(バリトン): スウェーデンが生んだ世界的バリトン。長身から繰り出されるドラマティックで艶のある美声を武器に、モーツァルトからワーグナー、ロシアオペラまで幅広いレパートリーで活躍。METではこれまで118公演に出演し、ライブビューイングでも《セヴィリャの理髪師》(06-07)フィガロ役、《フィガロの結婚》伯爵役、《タンホイザー》ヴォルフラム役などで記憶に残る数々の名演を残してきた。2013年にMETでも初披露したオネーギン役は世界の歌劇場で歌い絶賛されてきた当たり役。