2013年10月18日金曜日

主演スター3人に絶賛の嵐!《エフゲニー・オネーギン》現地メディア評

《エフゲニー・オネーギン》に主演するネトレプコ、クヴィエチェン、ベチャワの「MET看板トリオ」ともいうべき3人の熱演が現地メディアでも大絶賛されています。日本でのライブビューイング上映に向けてさらに期待が高まる、メディア評の一部をお届けいたします!

ネトレプコはオープニングナイトを見事にものにした。澄んだ歌声で、表情豊かな瞬間を創り上げ、生き生きとした感受性で表現し、思いがけない抑制を効かせながら、ヒロインの切ない感情を歌い上げた。
―フィナンシャル・タイムズ

 〈手紙の場〉でネトレプコは不安と憧れに満ちた静かな表現にはじまり、最後には高まる願望と感情を爆発させて、力の限り歌い上げた…ベチャワの若々しく張りのあるテノールはレンスキー役に理想的である…クヴィエチェンの歌は予測できない激情の発露と刺激に満ちていた…ゲルギエフほどチャイコフスキーの音楽様式に精通している指揮者は稀である。
―ニューヨーク・タイムズ
ピョートル・ベチャワは聡明で情熱的なレンスキーとして、屈託なく繊細で見事なテノールを響かせた…クヴィエチェンは若々しく迫真の演技を見せ、オネーギンとしての全てが凝縮されていた…最後の場面でネトレプコは際立って素晴らしかった。情熱と同時に威厳に満ちあふれ、あらゆる点において“社交界の女王”となったタチヤーナそのものだった。
―ワシントン・ポスト