2016年11月11日金曜日

METバックステージツアー付き観劇チケット 当選者 現地レポート②




1.現地のメトロポリタン歌劇場【MET】の印象

前日にNY1日観光で車窓の中からでしたが、場所の確認と説明を受けていたので当日はホテルより安心して徒歩にて会場入りできました。

《トリスタンとイゾルデ》の幕が建物に大きく掛けられており胸が高まりました。シャンデリアと赤が基調の管内は重圧感がありとても素敵でした。

正面入り口前の噴水や建物の前も記念撮影している人やジュリアードのバレエの生徒さんなのでしょうか、若い学生さん風の方が飲み物片手にそれぞれ寛いでいたりハレと日常が調和している感じでした。会場は、地元のお知り合いが多いのかあちこちでハグとキスの嵐でした。ご年配の方のおしゃれも素敵でした。



2.バックステージツアー


会場・衣装制作室・動物の出入り口・大道具・小道具など興味深い説明と共に案内していただきました。

どのスタッフさんも忙しい最中でも気さくに声をかけてくれたり質問に答えてくれたりとても有意義な時間でした。膨大な衣装には全てラベルがつけられており、今までの演目や歌手のかたの名前など記載されていてどこに何が保管されているのか把握されているそうです。

沢山の大道具等はコンテナ千個単位でニュージャージ州にて保管されてるそうです。

鬘はその歌手の頭の型をとることからはじまり、人毛で制作されておりお手入れも人の美容室を同じ扱いをしているとのことでした。止めどもなく羅列してしまいましたが、驚きと感嘆の連続であっという間の2時間でした。


3.《トリスタンとイゾルデ》の感想

あらすじを予習してからの鑑賞でしたので、新演出でも英語字幕でもなんとかなりました。

それぐらい斬新で新鮮な演出でした。

音楽の重圧さに究極の愛が切なかったです。


4.本公演をご覧になって改めて感じる、スクリーンで観る「METライブビューイング」ならではの魅力

いつもライブビューイングでしか鑑賞したことがなかったので、あらためてその行き届いている感に魅力を感じています。全体が見渡せること、表情や見どころが余すところなく披露してもらいえること。何よりも演奏しているところや指揮者はライブビューイングだからこそ観られます。出演者のインタビューも毎回とても楽しみです。

今シーズンも全作鑑賞予定です。



6.その他印象に残ったエピソード


10月8日の鑑賞でしたが、会場内はかなり冷房が効いています。ストール等があったほうがいいです。夫はジャケットの下にベストを着ていて丁度良かったそうです。

3泊延泊してNYの街を堪能しました。エネルギーとパワーにあふれた街です。たくさんの親切も受けました。

当選された方は、ぜひ臆せずMETでのオペラを体感されてくださいませ。

貴重な経験を授けてくださった関係者みなさまに深謝しております。