2017年5月31日水曜日

《ばらの騎士》ニューヨーク現地評のご紹介



エリーナ・ガランチャの歌声はまさに、温かみのある黄金の歌声で恋に浮かれた多感な17歳の青年オクタヴィアンそのものだった。燃えるように激しく、時に陽気に、輝くように青年を歌い上げた。
—Washington Post


絶対に見逃せない『ばらの騎士』。ルネ・フレミングは未踏の高みに到達した。現代トップのソプラノ、フレミングが持ち役にしている元帥夫人役はオペラ界の中でも最も心を動かす役。その役を演じる彼女を観られる最後のチャンス。
—Huffington Post






フレミングは、気品に溢れた素晴らしい演唱に誇りを持つべきだろう。彼女にとって、そしてオペラ界にとって歴史に残るこの公演で、華麗な歌声を響き渡らせた。ガランチャのベルベットのような艶があり官能的な声は、オクタヴィアンに理想的だ。二度とお目にかかれない極上の公演。
甘い声のエリン・モーリーが演じたゾフィーは、とても愛らしかった。ギュンター・グロイスベックのがっしりとした歌唱と派手なジェスチャーの演技は、まさにオックス男爵役にふさわしい。指揮者のセバスティアン・ヴァイグレは気高い演奏をMETオケから引き出した。
—New York Times


フレミングは変わることがない美しさで、とらえがたい繊細な演技を披露し、深い愛情を描き出した。ガランチャの歌声は、若者らしい温かみで香り立つような響きに満ちていた。夢のような時が流れる
—Wall Street Journal




ロバート・カーセンは、才気あふれる演出で、これまでの《ばらの騎士》を現代に読み換えた・・この新演出を見逃すことなく堪能せよ!
—The New Yorker






©Ken Howard/Metropolitan Opera